正史『三国志』の構成(蜀書〈蜀志〉)

個人的には「劉二牧伝(りゅうにぼくでん)」が「先主伝(せんしゅでん)」より先に置かれている点がミソだろうと思うのですけど……。

とりあえず「先主伝」と「後主伝(こうしゅでん)」を読めば、蜀(しょく)の建国から滅亡まで順を追ってつかめますね。

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「蜀書」に収録されている列伝は全15巻

「劉二牧伝第一」
劉焉伝(りゅうえんでん)
劉璋伝(りょうしょうでん)

「先主伝第二」

「後主伝第三」

「二主妃子伝(にしゅひしでん)第四」
甘皇后伝(かんこうごうでん)
穆皇后伝(ぼくこうごうでん)
敬哀皇后伝(けいあいこうごうでん)
張皇后伝(ちょうこうごうでん)
劉永伝(りゅうえいでん)
劉理伝(りゅうりでん)
劉璿伝(りゅうせんでん)

「諸葛亮伝(しょかつりょうでん)第五」
付、諸葛喬(しょかつきょう)・諸葛瞻(しょかつせん)・董厥(とうけつ)・樊建伝(はんけんでん)

「関張馬黄趙伝(かんちょうばこうちょうでん)第六」
関羽伝(かんうでん)
張飛伝(ちょうひでん)
馬超伝(ばちょうでん)
黄忠伝(こうちゅうでん)
趙雲伝(ちょううんでん)

「龐統法正伝(ほうとうほうせいでん)第七」
龐統伝(ほうとうでん)
法正伝(ほうせいでん)

「許麋孫簡伊秦伝(きょびそんかんいしんでん)第八」
許靖伝(きょせいでん)
麋竺伝(びじくでん)
孫乾伝(そんけんでん)
簡雍伝(かんようでん)
伊籍伝(いせきでん)
秦宓伝(しんふくでん)

「董劉馬陳董呂伝(とうりゅうばちんとうりょでん)第九」
董和伝(とうかでん)
劉巴伝(りゅうはでん)
馬良伝(ばりょうでん) 付、馬謖伝(ばしょくでん)
陳震伝(ちんしんでん)
董允伝(とういんでん) 付、黄皓(こうこう)・陳祗伝(ちんしでん)
呂乂伝(りょがいでん)

「劉彭廖李劉魏楊伝(りゅうほうりょうりりゅうぎようでん)第十」
劉封伝(りゅうほうでん)
彭羕伝(ほうようでん)
廖立伝(りょうりゅうでん)
李厳伝(りげんでん)
劉琰伝(りゅうえんでん)
魏延伝(ぎえんでん)
楊儀伝(ようぎでん)

「霍王向張楊費伝(かんおうしょうちょうようひでん)第十一」
霍峻伝(かくしゅんでん) 付、霍弋伝(かくよくでん)
王連伝(おうれんでん)
向朗伝(しょうろうでん) 付、向寵伝(しょうちょうでん)
張裔伝(ちょうえいでん)
楊洪伝(ようこうでん)
費詩伝(ひしでん)

「杜周杜許孟来尹李譙郤伝(としゅうときょもうらいいんりしょうげきでん)第十二」
杜微伝(とびでん)
周羣伝(しゅうぐんでん) 付、張裕伝(ちょうゆうでん)
杜瓊伝(とけいでん)
許慈伝(きょじでん)
孟光伝(もうこうでん)
来敏伝(らいびんでん)
尹黙伝(いんもくでん)
李譔伝(りせんでん)
譙周伝(しょうしゅうでん)
郤正伝(げきせいでん)

「黄李呂馬王張伝(こうりりょばおうちょうでん)第十三」
黄権伝(こうけんでん) 付、黄崇伝(こうすうでん)
李恢伝(りかいでん)
呂凱伝(りょかいでん)
馬忠伝(ばちゅうでん)
王平伝(おうへいでん) 付、句扶伝(こうふでん)
張嶷伝(ちょうぎょくでん)

「蔣琬費禕姜維伝(しょうえんひいきょういでん)第十四」
蔣琬伝(しょうえんでん) 付、蔣斌(しょうひん)・蔣顕(しょうけん)・劉敏伝(りゅうびんでん)
費禕伝(ひいでん)
姜維伝(きょういでん)

「鄧張宗楊伝(とうちょうそうようでん)第十五」
鄧芝伝(とうしでん)
張翼伝(ちょうよくでん)
宗預伝(そうよでん) 付、廖化伝(りょうかでん)
楊戯伝(ようぎでん)

正史『三国志』の日本語訳

『正史 三国志』(全8巻)
陳寿(ちんじゅ)著
今鷹真(いまたか・まこと) 井波律子(いなみ・りつこ) 小南一郎(こみなみ・いちろう)訳
筑摩書房 ちくま学芸文庫
初版 1992/12/07~1993/07/07
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