吉川『三国志』

吉川『三国志』 吉川『三国志』

吉川英治(よしかわ・えいじ)先生の小説『三国志』(全311話)を熟読して感想などをまとめたものです。主要テキストは新潮文庫刊。表紙の画像は、株式会社新潮社さまの承諾を得たうえで掲載しています。

(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 篇外余録(3) 「魏から――晋まで(ぎから――しんまで)」

視点を魏(ぎ)に転じ、もうひとつの落日賦を描いた篇外余録の3話目。 蜀(しょく)の諸葛亮(しょかつりょう)のたび重なる侵攻を防ぎきった魏の曹叡(そうえい)だったが、3代目のお約束にハマってしまう……。 篇外余録(3)の全文とポイント...
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(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 篇外余録(2) 「後蜀三十年(ごしょくさんじゅうねん)」

諸葛亮(しょかつりょう)亡き後、蜀(しょく)が急速にしぼんでいくさまを描いた篇外余録の2話目。 蜀にとって諸葛亮がどのような存在だったのか痛いほど伝わってくる……。 篇外余録(2)の全文とポイント (01)孔明(こうめい。諸葛亮の...
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(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 篇外余録(1) 「諸葛菜(しょかつさい)」

吉川『三国志』の著者である吉川英治(よしかわ・えいじ)先生の三国志観から、「諸葛菜(しょかつさい)」と呼ばれ、現代でも食べられているという蕪(かぶ。蔓菁〈まんせい〉ともある)の逸話までが語られた篇外余録の1話目。 吉川先生が、諸葛亮(...
2020.08.10 0
吉川『三国志』

吉川『三国志』の考察 全311話の考察を終えて

吉川版『三国志』の全311話の考察を終えての総括です。「特に印象に残った話」をまとめてみました。各話の考察については「全311話の考察(タイトル一覧)」からご覧ください。
2020.07.26 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第311話 「松に古今の色無し(まつにここんのいろなし)」

生前の諸葛亮(しょかつりょう)が案じた通り、彼の死後、ほどなく魏延(ぎえん)が反乱を起こす。南鄭(なんてい)に入った楊儀(ようぎ)と姜維(きょうい)は、諸葛亮から託された計略に従いあえて城外へ出たうえ、魏延にあることをしてみせるよう言う。...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第310話 「死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)」

渭水(いすい)の本営から天文を観ていた司馬懿(しばい)は諸葛亮(しょかつりょう)の死を確信する。そこで夏侯覇(かこうは)に偵察を命じ、蜀軍(しょくぐん)が密かに引き揚げの準備をしていると聞くや全軍で総攻撃をかけた。 司馬懿は息もつかず...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第309話 「秋風五丈原(しゅうふうごじょうげん)」

諸葛亮(しょかつりょう)の禱(いの)りはあと一夜というところで成就しなかった。だが、攻め寄せた魏軍(ぎぐん)にも取り乱すことなく、魏延(ぎえん)に命じて追い払わせる。 諸葛亮は自ら著した24編の書物を姜維(きょうい)に託し、楊儀(よう...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第308話 「銀河の禱り(ぎんがのいのり)」

魏(ぎ)は渭水(いすい)に、蜀(しょく)は五丈原(ごじょうげん)に、それぞれ陣し、なおもにらみ合いを続けていた。 ここしばらく諸葛亮(しょかつりょう)は体調を崩す日が増えていたが、ある夜、天を仰ぎ見て己の命数を悟る。それでも姜維(きょ...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第307話 「女衣巾幗(にょいきんかく)」

葫蘆谷(ころこく)では司馬懿(しばい)父子を討ち漏らしたものの、渭水(いすい)における大勝利に蜀軍(しょくぐん)は沸いていた。 その後、魏蜀(ぎしょく)両陣営ともに不穏な空気が流れだす。魏は司馬懿の消極的な姿勢に対する不満が、蜀は魏延...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第306話 「水火(すいか)」

諸葛亮(しょかつりょう)が葫蘆谷(ころこく)に大規模な拠点を築いていると伝わると、ようやく司馬懿(しばい)も動きを見せた。魏軍(ぎぐん)は部隊を繰り出すたび勝利を重ね、蜀軍(しょくぐん)の力を侮るようになる。 そのうち司馬懿は祁山(き...
2020.08.06 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第305話 「七盞燈(しちさんとう)」

まだ蜀(しょく)に情報は届いていないものの、魏(ぎ)の側面を突く形で出兵した呉軍(ごぐん)が引き揚げたことにより、祁山(きざん)の諸葛亮(しょかつりょう)は渭水(いすい)の司馬懿(しばい)を自力で討ち破るしかなくなった。 しかし、司馬...
2020.08.06 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第304話 「豆を蒔く(まめをまく)」

蜀(しょく)の要請を受け魏(ぎ)へ出兵した呉軍(ごぐん)だったが、いきなり巣湖(そうこ)の諸葛瑾(しょかつきん)が満寵(まんちょう)らに敗れ、出鼻をくじかれてしまう。 だが呉の総帥たる陸遜(りくそん)は、魏の国力に驚きながらも冷静に状...
2020.08.06 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第303話 「ネジ(ねじ)」

渭水(いすい)の司馬懿(しばい)は、蜀軍(しょくぐん)が「木牛(もくぎゅう)」と「流馬(りゅうば)」という新たな輸送車を使い始めた話を聞き、張虎(ちょうこ)と楽綝(がくりん)に命じ4、5輛(りょう)奪ってこさせる。 それを解体して図面...
2020.08.06 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第302話 「木牛流馬(もくぎゅうりゅうば)」

これまで何度も繰り返された北伐において、いつも諸葛亮(しょかつりょう)を悩ませたのは兵糧の確保だった。 そこで今回は葫蘆谷(ころこく)に極秘の作業場を設け、「木牛」と「流馬」と呼ぶ二種類の車を製作。そしてこの車が使われだすと、たちまち...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第301話 「具眼の士(ぐがんのし)」

劉禅(りゅうぜん)の許しを得てむたび北伐の軍勢を動かす諸葛亮(しょかつりょう)。しかし、北原(ほくげん)を攻めるように見せかけ、渭水(いすい)の魏(ぎ)の本営を狙った策は司馬懿(しばい)に看破されていた。 このため蜀軍(しょくぐん)は...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第300話 「木門道(もくもんどう)」

鹵城(ろじょう)にいた諸葛亮(しょかつりょう)は、永安城(えいあんじょう)の李厳(りげん)から急報を受け、にわかに総退却を命ずる。 司馬懿(しばい)は諸葛亮の計略を警戒したため、あえて追撃の速度を緩めていたが、再三の請いを容れ張郃(ち...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第299話 「北斗七星旗(ほくとしちせいき)」

4輛(りょう)の同じ四輪車を用いた諸葛亮(しょかつりょう)の巧妙な計に、司馬懿(しばい)ひきいる魏軍(ぎぐん)は大混乱を起こす。 やがて司馬懿は捕らえた蜀兵(しょくへい)からの実相を聞きだすが、かえって諸葛亮の知謀に恐れを抱く。 第...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第298話 「麦青む(むぎあおむ)」

魏(ぎ)に降った苟安(こうあん)の流言が効き、前線から成都(せいと)に呼び戻された諸葛亮(しょかつりょう)。彼は劉禅(りゅうぜん)の誤解を解くと、すぐさま漢中(かんちゅう)へ引き返す。 231年2月、諸葛亮は鹵城(ろじょう)を攻略した...
2020.08.06 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第297話 「竈(かまど)」

渭水(いすい)で司馬懿(しばい)に勝利した諸葛亮(しょかつりょう)が祁山(きざん)の本営に戻ると、兵糧運搬にあたる苟安(こうあん)が予定より10日余りも遅れて到着した。 楊儀(ようぎ)の口添えもあり、苟安は死罪を許されて鞭(むち)打ち...
2020.08.10 0
(10) 五丈原の巻

吉川『三国志』の考察 第296話 「八陣展開(はちじんてんかい)」

230年8月、渭水(いすい)を挟み司馬懿(しばい)ひきいる魏軍(ぎぐん)と諸葛亮(しょかつりょう)ひきいる蜀軍(しょくぐん)が射戦を交えたあと、ふたりは陣頭で相まみえ、互いに陣法をもって優劣を競うことにする。 諸葛亮が司馬懿の敷いた陣...
2020.08.06 0
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