(07) 望蜀の巻

(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第172話「柳眉剣簪(りゅうびけんさん)」

劉琦(りゅうき)の死をきっかけに、孫権(そんけん)は再び劉備(りゅうび)に荊州(けいしゅう)の返還を要求し、使者として魯粛(ろしゅく)を遣わす。 ところが劉備は、諸葛亮(しょかつりょう)の助言を得てうまくかわそうとしたため、魯粛は周瑜(しゅ...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第171話「針鼠(はりねずみ)」

赤壁(せきへき)の戦いにおける大勝の余勢を駆り、孫権(そんけん)は自ら大軍をひきいて合淝(がっぴ。合肥)を攻めた。しかし曹操(そうそう)配下の張遼(ちょうりょう)に加え、その副将たる李典(りてん)と楽進(がくしん)の前に戦況は振るわない。 ...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第170話「黄忠の矢(こうちゅうのや)」

荊州(けいしゅう)南部4郡の攻略戦における張飛(ちょうひ)や趙雲(ちょううん)の活躍の裏で、留守を預かる関羽(かんう)はもどかしさを感じ、残る長沙(ちょうさ)攻めを任せてほしいと願い出る。 こうして劉備(りゅうび)の許しを得た関羽は、張飛と...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第169話「白羽扇(びゃくうせん)」

諸葛亮(しょかつりょう)の計略により荊州(けいしゅう)に地盤を築いた劉備(りゅうび)は、休む間もなく荊州南部4郡の攻略に乗り出す。 最初の目的地である零陵(れいりょう)郊外において、諸葛亮は白羽扇を手に、劉度(りゅうど)配下の邢道栄(けいど...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第168話「一摑三城(いっかくさんじょう)」

赤壁(せきへき)の戦いで大勝利を収めた周瑜(しゅうゆ)は、当然のごとく荊州(けいしゅう)へ軍勢を進める。 一方の劉備(りゅうび)は油江口(ゆこうこう)まで本営を進めて留まっており、この動きを警戒した周瑜は直接会談に臨む。そして、その席で荊州...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第167話「功なき関羽(こうなきかんう)」

赤壁(せきへき)から逃避行を続けた曹操(そうそう)主従は、いよいよ関羽(かんう)が待ち受ける華容道(かようどう)へ差しかかった。 曹操は関羽の姿を見て最期を覚悟したが、程昱(ていいく)に勧められると、彼が許都(きょと)に留まっていたころの話...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第166話「山谷笑う(さんこくわらう)」

赤壁(せきへき)の戦いで惨敗を喫し、一夜にして全軍の3分の2以上を失ってしまった曹操(そうそう)。 彼自身は何とか戦場を離脱できたものの、逃げる先々に待っていた劉備(りゅうび)配下の諸将から追撃を受ける。 第166話の展開とポイント (01...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第165話「赤壁の大襲撃(せきへきのだいしゅうげき)」

先発した水軍に続き、周瑜(しゅうゆ)自身も旗艦に乗り込み江上を進む。やがて対岸の曹操(そうそう)のもとに、約束通り黄蓋(こうがい)の船団が現れたとの報告が届く。 ところが程昱(ていいく)は、兵糧や武具を満載しているはずの黄蓋の船が深く沈んで...
0
(07) 望蜀の巻

吉川『三国志』の考察 第164話「降参船(こうさんぶね)」

周瑜(しゅうゆ)の指図に従い、満を持して動きだす長江(ちょうこう)南岸の孫権軍(そんけんぐん)。 黄蓋(こうがい)も先に施した苦肉の計の総仕上げとばかりに、対岸の曹操(そうそう)陣営に突入するため火船の準備を整える。 第164話の展開とポイ...
0