【姓名】 曹遵(そうじゅん) 【あざな】 ?
【原籍】 沛国(はいこく)譙県(しょうけん)
【生没】 ?~?年(?歳)
【吉川】 第281話で初登場。
【演義】 第093回で初登場。
【正史】 登場人物。
曹真(そうしん)の一族
父母ともに不詳。
曹遵は、若いころから一族の曹真や同郷の朱讚(しゅさん)とともに曹操(そうそう)に仕えていた。
曹遵と朱讚は若くして亡くなったため、これを曹真が悼み、自分の封邑(ほうゆう)を曹遵と朱讚の息子に分け与えてほしいと願い出て許されたという。
これを受けて曹叡(そうえい)の詔(みことのり)が下され、曹遵と朱讚の息子は関内侯(かんだいこう)に封ぜられ、それぞれ100戸を賜った。
管理人「かぶらがわ」より
登場箇所が少ないためコメントしにくいです。具体的な事績についての記事がなく、どのような人物だったのかはわかりませんでした。
『三国志演義』(第94回)では蜀(しょく)の魏延(ぎえん)に斬られたことになっていますので、没年は227年を想定していると思われます。
吉川『三国志』(第281話)にも登場していますが、「祁山(きざん)の蜀の本陣を急襲し大敗した」とあるのみです。しかも、この場面では「からくも逃げ帰った」とあり、魏延に斬られたことにはなっていません。
ただ、どちらの物語の曹遵も朱讚(この両者では朱讃と表記)とセットで登場するところは同じでした。ここは正史『三国志』の記事を踏まえた設定だと思います。
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