(06) 赤壁の巻

(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第143話「宝剣(ほうけん)」

当陽(とうよう)で曹操軍(そうそうぐん)に追いつかれてしまった劉備(りゅうび)。趙雲(ちょううん)は乱戦の中から、淳于導(じゅんうどう)に捕らえられていた糜竺(びじく。麋竺)や劉備の甘夫人(かんふじん)を救い出す。 さらに、ちょうど行き会っ...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第142話「母子草(ははこぐさ)」

劉琮(りゅうそう)とその母の蔡氏(さいし)を始末させ、名実ともに荊州(けいしゅう)を手中にした曹操(そうそう)。 しばらくは事後処理に追われていたが、あるとき荀攸(じゅんゆう)から、先に逃走した劉備(りゅうび)が江陵(こうりょう)を目指して...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第141話「亡流(ぼうりゅう)」

曹仁(そうじん)と曹洪(そうこう)ひきいる第1軍の10万と、許褚(きょちょ)ひきいる精兵3千は、諸葛亮(しょかつりょう)の計略にことごとくはまり、新野(しんや)に続いて白河(はくが)でも多くの味方を失う。 敗報を聞いた曹操(そうそう)は大い...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第140話「新野を捨てて(しんやをすてて)」

病死した劉表(りゅうひょう)の跡を継いだ劉琮(りゅうそう)は、戦うことなく曹操(そうそう)に降伏してしまった。 関羽(かんう)は配下の部隊からこの話を聞き知ると、降使を務めた宋忠(そうちゅう)を伴い新野(しんや)の劉備(りゅうび)に報告する...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第139話「許都と荊州(きょととけいしゅう)」

諸葛亮(しょかつりょう)の鮮やかな軍略の前に、博望坡(はくぼうは)で大敗を喫した夏侯惇(かこうじゅん)が許都(きょと)へ逃げ戻ってくる。 しかし曹操(そうそう)はとがめず、今度は自ら80余万の大軍をひきいて荊州(けいしゅう)を目指す。この急...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第138話「臨戦第一課(りんせんだいいっか)」

しばらく許都(きょと)で職制改革などに取り組んでいた曹操(そうそう)だったが、新野(しんや)の劉備(りゅうび)が諸葛亮(しょかつりょう)を軍師に迎え、近ごろ兵馬の調練に励んでいることを聞く。 そこでこの邪魔石を取り除いておくべく、夏侯惇(か...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第137話「蜂と世子(はちとせいし)」

劉表(りゅうひょう)は襄陽(じょうよう)に劉備(りゅうび)を招くと、老齢多病の自分に代わり、荊州(けいしゅう)の統治を引き受けてもらえないかと頼む。 同席していた諸葛亮(しょかつりょう)も目くばせで承諾を促すが、あくまで劉備は受けようとしな...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第136話「鈴音(れいおん)」

建安(けんあん)12(207)年、孫権(そんけん)の母の呉氏(ごし)が大病を患い、娘(孫権の妹)のことを託して息を引き取った。 そして翌建安13(208)年、孫権は母の遺言である劉表(りゅうひょう)配下の黄祖(こうそ)討伐に乗り出すが、ちょ...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第135話「呉の情熱(ごのじょうねつ)」

諸葛亮(しょかつりょう)の出廬(しゅつろ)からさかのぼること6年(建安〈けんあん〉7〈202〉年)、許都(きょと)の曹操(そうそう)の使者が着き、孫権(そんけん)に長子を上洛させるよう迫った。 対応を決めかねた孫権は母の呉氏(ごし)の助言に...
0
(06) 赤壁の巻

吉川『三国志』の考察 第134話「出廬(しゅつろ)」

ようやく諸葛亮(しょかつりょう)との対面がかなった劉備(りゅうび)は、漢室(かんしつ)再興にかける熱い思いを語り、彼の意見に耳を傾ける。 だが諸葛亮は、いささか所見を述べたのは、たびたび訪ねてくださった非礼を詫びる気持ちからだと言い、出廬に...
0