【姓名】 劉勝(りゅうしょう) 【あざな】 ?
【原籍】 ?
【生没】 ?~前113年(?歳)
【吉川】 第005話で初登場。
【演義】 第001回で初登場。
【正史】 登場人物。
前漢(ぜんかん)の景帝(けいてい)の息子、中山靖王(ちゅうざんせいおう)
父は景帝、母は賈氏(かし。賈夫人〈かふじん〉)。同母兄に劉彭祖(りゅうほうそ。趙敬粛王〈ちょうけいしゅくおう〉)がいる。
劉勝は、跡継ぎの劉昌(りゅうしょう)をはじめとして120余人もの子を儲けた。前154年に中山王に封ぜられ、前113年に薨去(こうきょ)。息子の劉昌が跡を継いだ。
管理人「かぶらがわ」より
上で挙げた記事は『漢書(かんじょ)』によるもの。
『漢書』(景十三王伝〈けいじゅうさんおうでん〉第二十三)によると、「劉勝は酒好きかつ女好きで、いつも劉彭祖と悪口を言い合っていた」ということです。ひどい書かれ方ですけど、本当に素行の悪い人だったらしい。
正史『三国志』で劉備(りゅうび)の遠祖として名が出てくるのは、この劉勝と息子の劉貞(りゅうてい)だけです。『三国志演義』では、ほかにも大勢出てきますが……。
子が多かったというだけあって、『漢書』(王子侯表〈おうじこうひょう〉)には、劉勝の息子で侯に封ぜられた者として20人の名がありました。
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