王允(おういん)から家宝の七星剣(しちせいけん)を借り受け、董卓(とうたく)を仕留めるべく相国府(しょうこくふ)へ乗り込む曹操(そうそう)。
一方、いち早く都を脱出した袁紹(えんしょう)は十八鎮諸侯を束ね、反董卓連合軍として決起する。
第01話の展開とポイント
(01)冒頭のナレーション
後漢(ごかん)末期の黄巾(こうきん)の乱平定に始まり、189年の劉辯(りゅうべん。少帝〈しょうてい〉)の即位、董卓の都入り、劉協(りゅうきょう。献帝〈けんてい〉)の即位、董卓の専横に至るまでをナレーションで一気に解説。
★三国志を映像作品や小説で扱う場合、いつからどのように始めるかが問題になる。このドラマでは189年を起点としていたが、これはアリだと思う。
(02)洛陽(らくよう) 長楽宮(ちょうらくきゅう)
董卓の専横ぶりを示す朝議のシーン。
★宮殿の雰囲気がいい感じ。董卓役の役者さんもはまっていた。
董卓が退出した後、続いて退出する袁隗(えんかい)らに、朝吏が王允からの伝言を耳打ちする。ただし曹操には伝えず。
(03)王允邸
王允が還暦を祝うという名目で、朝廷の旧臣を宴に招く。そこへ招かれていない曹操もやってくるが、王允は執事に命じて席を用意させる。
曹操は宴席で大言を吐き、いったんは追い出される。しかし宴が果てた後、王允は曹操を別室に招く。
この場で曹操は董卓の暗殺を請け合い、王允から七星剣を借りる(というか、もらう)。
(04)相国府
曹操が董卓を暗殺するべく乗り込み、董卓から呂布(りょふ)を紹介される。
董卓は曹操が良馬を持っていないと聞くと、呂布に馬を選ぶよう命じ、曹操に贈ることにする。そのため呂布が董卓のそばを離れた。
董卓が曹操に、都から逃げていた袁紹が十八鎮諸侯を束ねて蜂起したことを話す。
曹操は董卓が横になっている隙に行動を起こしたものの、七星剣の光が銅鏡に映ったことで董卓が目を覚ましたため、暗殺に失敗してしまう。
曹操は、董卓に七星剣を献じてその場をしのぐと、呂布が選んだ西涼(せいりょう)の汗血馬(かんけつば)に乗って洛陽から逃走する。
★ここで呂布が曹操に、「1日に800里を走る、西涼の汗血馬だ」と話していた。
董卓は呂布から、七星剣が王允の家に代々伝わる宝物だと聞かされ、曹操の意図に気づく。
董卓はすぐに曹操を捕らえるよう命ずる。呂布は董卓から七星剣を授かり、兵をひきいて曹操の屋敷を襲撃し、残っていた家人を皆殺しにする。
管理人「かぶらがわ」より
曹操の都落ちまでを描いた第1話。董卓に限らず、それぞれの役者さんがいい感じではまっていて、続けて観たいと思わせるスタートでした。
仮に第1話がつまらなかったとしても、次も必ず観るんですけど……。
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監督:ガオ・シーシー 脚本:チュウ・スージン 国内販売元:エスピーオー
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記事作成にあたり参考にさせていただいた各種文献の詳細は三国志の世界を理解するために役立った本(参考文献リスト)をご覧ください。
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