曹安(そうあん。陸安〈りくあん〉)

【姓名】 曹安(そうあん) 【あざな】 ?

【原籍】 ?

【生没】 ?~?年(?歳)

【吉川】 登場せず。
【演義】 登場せず。
【正史】 登場人物。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

魏(ぎ)の曹操(そうそう)の遠祖にあたるという伝説時代の人

曹安は、『三国志』(魏書〈ぎしょ〉・武帝紀〈ぶていぎ〉)の裴松之注(はいしょうしちゅう)に引く王沈(おうしん)の『魏書』に登場する。

それによると、「曹操の先祖は黄帝(こうてい)から出ており、高陽(こうよう。黄帝の孫である顓頊〈せんぎょく〉の国号)の時代に陸終(りくしゅう)の息子に陸安という者がいて、彼が曹の姓を名乗った」という。

また訳者注(今鷹真〈いまたか・まこと〉氏)によると、「陸終は顓頊の4代目の子孫。その父が顓頊の次に天子(てんし)となった帝嚳(ていこく)に仕えており、時代的には合わないが、伝説としては気にならないのであろう」という。そして「陸安は陸終の第5子である」ともいう。

管理人「かぶらがわ」より

曹操の父の曹嵩(そうすう)は、夏侯氏(かこうし)から(異説もある)曹騰(そうとう)の養子に入ったと言われていますから、曹安は、あくまで曹氏の遠祖にあたる人物ということです。黄帝や顓頊の時代となると、もちろん詳しいことはわかりません。

まったく本筋とは関係のない話ですが、もし曹操が「夏侯操」だったら、だいぶイメージが変わりますね。

コメント ※下部にある「コメントを書き込む」ボタンをクリック(タップ)していただくと入力フォームが開きます

タイトルとURLをコピーしました