ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の考察 第18話 「呂布の死(りょふのし)」

198年、曹操(そうそう)は呂布の立てこもる下邳(かひ)を包囲していた。

ここで城外に築かせた土手を崩して城内へ水を流し込んだ結果、呂布軍の兵士たちが動揺を起こし、ついには自分たちの手で呂布を捕らえて降伏する。

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第18話の展開とポイント

(01)西暦198年 下邳(かひ)の戦い

曹操(そうそう)と呂布(りょふ)が下邳の城門前で対面。曹操は呂布に手を組もうと持ちかけるが、様子を見ていた陳宮(ちんきゅう)が矢を放ち、呂布を城内へ戻らせる。

(02)曹操の軍営

曹操が郭嘉(かくか)の献策を容れ、泗水(しすい)と雨季を利用して下邳の水攻めをもくろむ。

(03)下邳

陳宮が呂布に出陣を促し、城内と城外の軍勢をもって曹操軍を挟撃(掎角の勢〈きかくのせい〉)するよう献策。しかし呂布は風邪で寝込んだ貂蝉(ちょうせん)の様子が気になり、結局は出陣を思いとどまる。

ここで呂布が貂蝉の具合を見に行った際、「徐州(じょしゅう)を失わなければ、放浪の身となることもつらい思いをさせることもなかった」と言っていた。

前の第17話(08)で、何事もなかったかのように貂蝉が徐州から下邳へ移っていたことに触れたが、このセリフが謎解きの役割を果たしているのかもしれない。

それでも呂布が徐州から出陣した時点では、味方の陳珪(ちんけい)が城門を閉ざすことは考えていなかったはず。となると、貂蝉は徐州に残っていたとみるべきで、どうやって徐州を脱出し下邳までたどり着いたのか説明がつかないと思う。

曹操から投降を促す大量の矢文が城内へ射込まれ、呂布の配下の間に動揺が広がる。

その夜、呂布は裏切った部下たちの手で捕らえられる。翌日、曹操が下邳に入城する。

曹操の前に縄をかけられた呂布が連れてこられる。呂布は同席していた劉備にも、曹操に助命を頼んでくれと働きかける。

しかし劉備は、呂布が父と仰いだ3人(丁原〈ていげん〉・董卓〈とうたく〉・王允〈おういん〉)について語り、拒否する態度を示す。

ここで名前が出てきた3人のうち、丁原だけはこのドラマに登場していない。

呂布が連れ出されたあと、今度は張遼(ちょうりょう)が連れてこられる。曹操は張遼の縄をほどき、立ち去るよう言う。張遼はその態度に感じ入り曹操に仕えることを決める。

続いて陳宮が連れてこられ(縄はなし)、曹操と語り合う。

刑場へ向かう呂布の前に貂蝉が現れる。ほどなく呂布は処刑されたが、ともに死のうとした貂蝉は曹操の命により呂布から引き離される。

呂布の処刑についての一連のシーンはなかなかの見せ場になっていた。なぜ呂布が斬首ではなく、射殺なのかという点は気になったが……。

あと、処刑の執行官役の役者さんが、劉備配下の孫乾(そんけん)役の役者さんと似ていた(と思う)。まさかふた役ではないだろうが、ちょっと戸惑った。

(04)下邳の郊外

曹操が立ち会うなか陳宮が処刑される。

ここで曹操が陳宮に翻意を促していたが、陳宮は最期まで考えを曲げない。このあたりの描かれ方は見ていて気持ちがよかった。

管理人「かぶらがわ」より

曹操と陳宮が語り合っていた中で、曹操が「わしが目指すのは志を実現する奸雄(かんゆう)だ」と言っていました。このように君子ぶらないところが曹操の魅力のひとつだと思います。

このドラマでは陳宮に一貫した深みがあって好感が持てました。その陳宮の最期は、第1部「群雄割拠」のラストにふさわしい名シーンでした。
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(1) 群雄割拠 Three Kingdoms
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