ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の考察 第89話 「司馬仲達、計にあたる(しばちゅうたつ、けいにあたる)」

曹真(そうしん)に代わって魏(ぎ)の大都督(だいととく)となった司馬懿(しばい)は、さっそく前線へ赴任して蜀軍(しょくぐん)と対峙する。

しかし、ここで諸葛亮(しょかつりょう)の計略にはまってしまい、宿将の張郃(ちょうこう)と2万の軍勢を失う。

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第89話の展開とポイント

(01)郭淮(かくわい)の軍営

司馬懿(しばい)が曹真(そうしん)に代わる大都督(だいととく)として赴任。

司馬懿は郭淮に、ここに来るまでに9人の逃亡兵を捕らえたことを話し、曹真の代理を務めていた責任を問い、さらし首にすると言い渡す。諸将が郭淮の助命を乞うたため、司馬懿は今後、逃亡兵ひとりにつき別のひとりを斬ると告げる。

兵卒が逃げれば伍長(ごちょう)を斬る。伍長が逃げれば什長(じゅうちょう)を斬る。什長が逃げれば校尉(こうい)を斬る。校尉が逃げれば将軍(しょうぐん)を斬る。そして将軍が逃げれば司馬懿自身の首を刎(は)ね、曹叡(そうえい)に謝罪するというもの。

こう告げたうえで、司馬懿は郭淮を棒叩き40回の刑に処す。

続いて司馬懿は軍議を開き、3つの軍令を下す。第一は司馬懿の机を銅製のものに取り換えること。第二はみなに2日間の休息を与え、陣中のすべての酒と肉を兵士たちにたらふく取らせること。第三は先ごろ功を立てた兵士たちの名を列挙すること。

蜀軍(しょくぐん)の兵士ふたりを斬った者には褒美として1級を昇格させ、銅銭500を与える。同じく4人を斬った者には2級を昇格させ銅銭1千を与える。ただし蜀軍の兵士をひとりも殺さなかった者は、その職位にかかわらず即刻斬首するというもの。

(02)司馬懿の軍営付近

諸葛亮(しょかつりょう)が魏延(ぎえん)らとともに魏(ぎ)の軍営の様子をうかがう。

諸葛亮は魏延に、司馬懿が守りを固めて長期戦に持ち込むことへの懸念を伝えたうえ、武都(ぶと)と陰平(いんぺい)の包囲を命じ司馬懿をおびき出そうとする。

(03)司馬懿の軍営

司馬懿のもとに3千足らずの蜀軍が武都へ攻め寄せているとの知らせが届く。司馬懿は名乗りを上げた奮威将軍(ふんいしょうぐん)の孫礼(そんれい)に3千の兵を預け、武都へ救援に向かわせる。

諸将が退出したあと司馬懿は郭淮に、密かに3千の柩(ひつぎ)を用意するよう命じ、武都へ向かった孫礼が戻ってこられないとの見通しを話す。この話を聴いた郭淮は司馬懿から3千の兵を請い受け、孫礼の加勢に向かう。

(04)行軍中の孫礼

孫礼のもとに、蜀軍が10里(り)先の武都城を攻めているとの知らせが届く。

(05)待ち伏せしていた魏延

武都の近くで魏軍を待ち伏せしていた魏延が孫礼の軍勢と激突。ほどなく郭淮の援軍が到着したため、孫礼は魏延の包囲を突破することができた。

(06)諸葛亮の軍営

魏延が諸葛亮に魏軍を撃退したことを伝える。孫礼の兵3千のうち2千以上を斬ったものの、郭淮が駆けつけて孫礼を救ったのだとも。

諸葛亮は魏延と姜維(きょうい)に、自らエサとなって司馬懿をおびき出すと告げる。

諸葛亮は魏延に軍勢を整えて出陣に備えるよう命じ、姜維にも、翌朝早くに5千の兵をひきいて武都へ行き民を慰労することを伝える。

(07)司馬懿の軍営

司馬懿のもとに、諸葛亮が5千ほどの兵馬をひきい武都へ向かっているとの知らせが届く。

司馬懿は状況を探ってきた兵士から詳しい話を聴き、この話が真実であると判断。その場で兵士をグンゼン校尉(ぐんぜんこうい?)に昇格させ銅銭3千を与える。

司馬懿は武都ではなく、諸葛亮が離れた蜀の軍営を攻めることを思いつく。そこで張郃(ちょうこう)に2万の精鋭を預け軍営への攻撃を命ずる。

(08)諸葛亮の軍営

張郃が夜襲を仕掛けたものの、これに備えていた魏延に撃退される。

(09)退却中の張郃

張郃が追撃してきた張苞(ちょうほう)の挑戦を退け蜀軍の包囲を突破する。

近くの山から戦況を見ていた諸葛亮は、姜維に張郃を剣閣(けんかく)に引き入れるよう命じ、2千の弓兵をひきいて待ち伏せさせる。

ここで張郃が張苞に「小童(こわっぱ)が。お前の父親である張飛(ちょうひ)は私の手下に敗れたのだぞ」と言っていた。しかし、これが具体的にどの件を指しているのかよくわからなかった。

(10)剣閣道

張郃が姜維の投降要求を拒み、全身に矢を受けて戦死する。

(11)司馬懿の軍営

司馬懿のもとに、張郃が戦死し2万の軍勢も全滅したとの知らせが届く。

司馬懿は司馬昭(しばしょう)に命じて自分の乗馬を殺させ、その皮(馬革)で張郃の亡骸(なきがら)を包ませる。さらに、全軍をひきいて張郃の葬列を見送ることにする。

(12)雍州(ようしゅう)

仮病を使っていた曹真が診察に来た医官を買収。洛陽(らくよう)の曹叡には実際より重病であると伝えさせる。

ここで出てきた医官は「リュウ殿」と呼ばれていた。姓は劉氏という設定だろうか? 「柳」や「留」という姓もあるので決めつけられないが……。

医官が退出したあと曹真のもとに、司馬懿が諸葛亮の策によって大敗を喫し兵2万を失ったうえ、大将軍(だいしょうぐん)の張郃も司馬懿の過失で戦死したとの知らせが届く。

曹真は曹爽(そうそう)に、すぐに司馬懿を弾劾する上奏文を書くよう命じ、洛陽に届けさせる。さらに曹真は大都督への復帰をもくろみ、先の医官から(自分が重病であると書かせた)書簡を取り戻すよう命ずる。

(13)洛陽宮(らくようきゅう)

曹叡が曹爽から話を聴き、曹真を征西大都督(せいせいだいととく)として復職させ、隴西軍(ろうせいぐん)の指揮を命ずると伝える。一方、司馬懿は征西副都督(せいせいふくととく)とし、曹真とともに指揮を執らせることにする。

(14)司馬懿の軍営

曹叡の勅使が到着し司馬懿に詔(みことのり)を伝える。

司馬昭は司馬懿に曹真の副都督となるのは危険だと言い、雍涼(ようりょう)から曹真が赴任してくるのと入れ違いに、雍涼へ行くことを勧める。

しかし司馬懿は諸将から留まるよう懇願され、曹真のもとで副都督を務めることを決意する。

ほどなく曹真が到着し司馬懿らの出迎えを受ける。曹真は軍令を下して4つの進軍策を設け、半月のうちに諸葛亮を打ち負かすと宣言する。

管理人「かぶらがわ」より

司馬懿を、とはいかなかったものの、魏の功臣である張郃をおびき出して戦死に追い込んだ諸葛亮。

司馬懿のヘマを見て仮病から復帰する曹真。正史『三国志』とは描かれ方が違いますけど、ドラマの曹真もおもしろいキャラではありますね。
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