李氏(りし)C ※曹丕(そうひ)の妻

【姓名】 李氏(りし) ※名とあざなは不詳

【原籍】 ?

【生没】 ?~?年(?歳)

【吉川】 登場せず。
【演義】 登場せず。
【正史】 登場人物。

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魏(ぎ)の曹丕(そうひ)の側室、李夫人(りふじん)

父母ともに不詳。

『三国志』(魏書〈ぎしょ〉・文徳郭皇后伝〈ぶんとくかくこうごうでん〉)の裴松之注(はいしょうしちゅう)に引く魚豢(ぎょかん)の『魏略(ぎりゃく)』によると、「死に際した甄氏(しんし)から曹叡(そうえい)を託された」という。

管理人「かぶらがわ」より

登場箇所が少ないためコメントしにくいです。具体的な事績についての記事がなく、どのような人物だったのかはわかりませんでした。

上で引かれた『魏略』によれば、「曹叡は即位したあと、母の甄氏がすでに亡いことを思い起こし悲んだ。そのため郭氏(かくし)はこれを憂え、突然崩御(ほうぎょ)したのである」といいます。

さらに、「郭氏が崩御すると李氏は初めて、甄氏が郭氏の讒言(ざんげん)により、葬儀にあたってひどい扱いを受けていたことを語った」と続き、曹叡は悲嘆して涙を流し、郭氏の葬儀にあたっては母の甄氏が受けた扱いと同じにするよう命じたのだと。

よくわからなかったこと

曹丕の側室である、ふたりの李氏の違い。曹協(そうきょう)を生んだ李氏(李貴人〈りきじん〉)と、この記事で採り上げた李氏(李夫人)の違いがわかりにくいと感じました。

初めは曹叡を託されたという李氏(李夫人)と李氏(李貴人)が同じ人物かと思われたので、人物一覧でも1枠にしていたのですよね……。夫人と貴人では位階から違うということで、あとで別枠にしたのですけど今もすっきりしていません。
李氏(りし)B ※曹丕(そうひ)の妻
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「り」から始まる三国志の登場・関連人物一覧(1)
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で、このことに絡み、もうひとつは魏の女性の位階について、『三国志』(魏書・后妃伝〈こうひでん〉)の冒頭部分に関連の記事があり、おおむね以下のようになっています。

漢代(かんだい)の制度では、帝の祖母を太皇太后(たいこうたいごう)、母を皇太后(こうたいごう)、妃を皇后(こうごう)と、それぞれ呼び、そのほかの女官には14等の位階があった。

魏は漢の法制を踏襲したため皇太后などの称号は旧制どおりだったが、夫人より以下の妃については時代によって増減があった。

曹操(そうそう)が魏を建国し初めて王后(おうこう)を定めたときには、その下に夫人、昭儀(しょうぎ)、倢伃(しょうよ)、容華(ようか)、美人(びじん)の5等の位階があった。

曹丕は、これに貴嬪(きひん)、淑媛(しゅくえん)、脩容(しゅうよう)、順成(じゅんせい)、良人(りょうじん)を付け加えた。

曹叡は、これに淑妃(しゅくき)、昭華(しょうか)、脩儀(しゅうぎ)を付け加え順成を省いた。

(曹叡の)太和(たいわ)年間(227~233年)、初めて夫人の位を淑妃の上に引き上げるよう命じた。夫人以下の位階を12等とし、貴嬪と夫人の位は皇后の次に位置し、これに相当する爵位はなかった。

淑妃の位は相国(しょうこく)に相当し、爵位は諸侯王に対比された。淑媛の位は御史大夫(ぎょしたいふ)に相当し、爵位は県公に対比された。

以下、昭儀は県侯に、昭華は郷侯(きょうこう)に、脩容は亭侯に、脩儀は関内侯(かんだいこう)に、倢伃は中二千石(せき)に、容華は真二千石に、美人は比二千石に、良人は千石に、それぞれ対比された。

『角川 新字源 改訂新版』(小川環樹〈おがわ・たまき〉、西田太一郎〈にしだ・たいちろう〉、赤塚忠〈あかつか・きよし〉、阿辻哲次〈あつじ・てつじ〉、釜谷武志〈かまたに・たけし〉、木津祐子〈きづ・ゆうこ〉編 KADOKAWA)によると、倢伃と婕妤は同義だとありました。

全体としては何となくわかるのですが、曹丕の時代に李氏(李夫人)と李氏(李貴人)では、どちらが格上だったのかがよくわかりませんでした。貴嬪と貴人が同義なのかもわからず。曹操の時代のものはわかりやすいのに……。

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魏の曹氏 人物データ
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今日も三国志日和 – 史実と創作からみる三国志の世界 –

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