かぶらがわ

(04) 臣道の巻

吉川『三国志』の考察 第099話「大歩す臣道(たいほすしんどう)」

条件付きながら関羽(かんう)を降すことに成功し、許都(きょと)へ凱旋(がいせん)する曹操(そうそう)。その後も何かと関羽に目をかけ、宴会を開いたり、豪華な品物や美女を贈ったりしたが、どうしても彼の心はつかめない。第099話の展開とポイント(...
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吉川『三国志』の考察 第098話「恋の曹操(こいのそうそう)」

劉備(りゅうび)から小沛(しょうはい)と徐州(じょしゅう)の両城を奪った曹操(そうそう)は、残る下邳(かひ)に目を転ずる。この城を守っているのは関羽(かんう)だったが、ここで曹操は、何とかして彼を配下に加えたいとの意向を漏らす。第098話の...
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吉川『三国志』の考察 第097話「玄徳冀州へ奔る(げんとくきしゅうへはしる)」

袁紹(えんしょう)の援軍が来ないと聞き落胆する劉備(りゅうび)だったが、その間にも曹操(そうそう)の大軍は小沛(しょうはい)へ迫っていた。劉備は張飛(ちょうひ)の献策を容れて奇襲を試みるも、裏をかかれ失敗。小沛と徐州(じょしゅう)の両城を失...
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吉川『三国志』の考察 第096話「小児病患者(しょうにびょうかんじゃ)」

曹操(そうそう)は荀彧(じゅんいく)や郭嘉(かくか)の意見を聴き、徐州(じょしゅう)の劉備(りゅうび)討伐に乗り出す。劉備は曹操軍の動きをつかむと、すぐさま孫乾(そんけん)に書簡を託し、河北(かほく)の袁紹(えんしょう)へ救援を求めた。しか...
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吉川『三国志』の考察 第095話「火か人か(ひかひとか)」

董承(とうじょう)に仕える召し使いの慶童(けいどう)の密告により、すべてが露見した曹操(そうそう)毒殺計画。実行役である太医(たいい)の吉平(きっぺい)は凄惨(せいさん)な拷問を加えられた末に自害し、曹操の命令で董承邸の捜索が強行されると、...
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吉川『三国志』の考察 第094話「美童(びどう)」

太医(たいい)の吉平(きっぺい)が持ち出した妙計のおかげで、春先には董承(とうじょう)の体調も回復した。しかしある晩、董承が秘妾(ひしょう)と密会していた召し使いの慶童(けいどう)を厳しく罰したことから、事態は思わぬ方向へ転がる。第094話...
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吉川『三国志』の考察 第093話「太医吉平(たいいきっぺい)」

車騎将軍(しゃきしょうぐん)の董承(とうじょう)は献帝(けんてい)から血の密詔を賜って以来、曹操(そうそう)を除く妙計がないか考え続けていた。ほどなく董承が病を得て寝込むと、容体を心配した献帝は太医(たいい)の吉平(きっぺい)を遣って治療に...
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吉川『三国志』の考察 第092話「鸚鵡州(おうむしゅう)」

禰衡(ねいこう)は半ば強制的に、曹操(そうそう)の使者として荊州(けいしゅう)の劉表(りゅうひょう)のもとへ遣わされた。劉表は禰衡の毒舌を疎ましく感じ、ひとまず領内の江夏(こうか)に行かせた。だが、かの地でも黄祖(こうそ)を怒らせ、ついに斬...
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吉川『三国志』の考察 第091話「雷鼓(らいこ)」

曹操(そうそう)は、自分に仕える重臣たちをこき下ろした禰衡(ねいこう)への怒りを抑え、禁裏(宮中)で催される酒宴で鼓を打つ役を命ずる。これは禰衡が不得手と思われる鼓を打たせ、その腕前を皆で笑ってやろうという意地悪な趣向だった。ところが当日、...
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吉川『三国志』の考察 第090話「奇舌学人(きぜつがくじん)」

曹操(そうそう)は襄城(じょうじょう)へ劉曄(りゅうよう)を遣わし、張繡(ちょうしゅう)を説いて帰順させることに成功する。続いて孔融(こうゆう)の推薦を容れ、荊州(けいしゅう)の劉表(りゅうひょう)のもとへ禰衡(ねいこう)を遣わすことにした...
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吉川『三国志』の考察 第089話「不戦不和(ふせんふわ)」

徐州(じょしゅう)の劉備(りゅうび)を攻めていた曹操(そうそう)配下の劉岱(りゅうたい)だったが、張飛(ちょうひ)の策にはまって生け捕られる。だが劉備は、先に関羽(かんう)の手で生け捕った王忠(おうちゅう)ともども解放し、曹操に敵対する意思...
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吉川『三国志』の考察 第088話「鬮(くじ)」

黎陽(れいよう)から許都(きょと)に戻った曹操(そうそう)は、徐州(じょしゅう)の劉備(りゅうび)攻めに送り込んだ劉岱(りゅうたい)と王忠(おうちゅう)のまずい戦いぶりを聞く。そこで急使を遣わし、速やかに徐州へ攻めかかれと厳しく催促する。と...
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吉川『三国志』の考察 第087話「丞相旗(じょうしょうき)」

曹操(そうそう)は河北(かほく)の袁紹(えんしょう)との決戦に臨むべく、自ら20万の大軍をひきいて許都(きょと)を発つ。さらにその際、劉岱(りゅうたい)と王忠(おうちゅう)に5万の兵を分け与えて徐州(じょしゅう)の劉備(りゅうび)に当たらせ...
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吉川『三国志』の考察 第086話「一書十万兵(いっしょじゅうまんぺい)」

関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)が独断で曹操(そうそう)配下の車冑(しゃちゅう)を殺害したため、やむなく劉備(りゅうび)は徐州(じょしゅう)へ入城する。曹操との対立が決定的になったと憂える劉備に、陳登(ちんとう)は、ある人物に袁紹(えんしょ...
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吉川『三国志』の考察 第085話「霧風(むふう)」

徐州(じょしゅう)の統治を任されていた車冑(しゃちゅう)のもとに、許都(きょと)の曹操(そうそう)から劉備(りゅうび)を殺害せよとの密命が届く。この話を陳登(ちんとう)に聞かされた関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)は、劉備に相談しないまま、車...
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吉川『三国志』の考察 第084話「偽帝の末路(ぎていのまつろ)」

袁術(えんじゅつ)の北上を食い止めるという名目で軍勢を借り受け、ついに許都(きょと)から離れる劉備(りゅうび)。劉備軍が徐州(じょしゅう)で袁術軍を大破すると、一時は強大な勢力を誇った袁術も、各地をさまよった末に吐血して果てた。第084話の...
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吉川『三国志』の考察 第083話「兇門脱出(きょうもんだっしゅつ)」

先に招待を受けた際の礼を述べるため、劉備(りゅうび)は再び曹操(そうそう)の丞相府(じょうしょうふ)を訪ねる。曹操は前回と趣向を変えて歓待したが、この場に河北(かほく)の情勢を探らせていた満寵(まんちょう)を呼び入れ報告を聞く。すると、ここ...
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吉川『三国志』の考察 第082話「雷怯子(らいきょうし)」

丞相府(じょうしょうふ)の南苑(なんえん)にある小亭で酒を酌み交わしながら、当今の英雄について論ずる曹操(そうそう)と劉備(りゅうび)。そのうち曹操から唯一のライバルとして警戒されていると知った劉備は、突然の雷鳴に驚いたふりをし、箸を投げる...
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吉川『三国志』の考察 第081話「青梅、酒ヲ煮テ、英雄ヲ論ズ(せいばい、さけをにて、えいゆうをろんず)」

建安(けんあん)4(199)年、劉備(りゅうび)は許都(きょと)の客館で過ごしていたが、不意に曹操(そうそう)から招待を受け、丞相府(じょうしょうふ)の南苑(なんえん)に通される。曹操は自ら梅園の案内に立ち、劉備との会話の中から彼の考えを探...
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吉川『三国志』の考察 第080話「鶏鳴(けいめい)」

董承(とうじょう)は献帝(けんてい)から賜った血の密詔を懐に忍ばせ、あえて夜中に劉備(りゅうび)の客館を訪ねる。密詔を見せられた劉備はとめどなく涙を流し、自分も董承らの同志に加わる決意を固め、官職と名を義状に記した。第080話の展開とポイン...
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