三国時代の年号の変遷(220~264年)

こちらの45年間では漢(かん)が滅亡し、ほどなく魏(ぎ)・蜀(しょく)・呉(ご)の三国が鼎立(ていりつ)しました。

このうちの蜀が建国から43年目(263年)に滅亡したため、文字通りの三国時代は222~263年の実質42年間だったと言えます。

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漢の魏への禅譲(220年)から、魏が晋(しん)に禅譲する前年(264年)までの年号と干支(かんし)および各国の皇帝の一覧

-220年- 庚子(こうし)

(注)この年は記事が多かったため「前半」「後半」に分けました。

【漢】 (建安〈けんあん〉25年) → 延康(えんこう)元年 ※献帝(けんてい。劉協〈りゅうきょう〉) → 魏に禅譲し滅亡
【魏】 黄初(こうしょ)元年 ※文帝(ぶんてい。曹丕〈そうひ〉)

-221年- 辛丑(しんちゅう)
【魏】 黄初2年
【蜀】 章武(しょうぶ)元年 ※昭烈帝(しょうれつてい。劉備〈りゅうび〉)

-222年- 壬寅(じんいん)
【魏】 黄初3年
【蜀】 章武2年
【呉】 黄武(こうぶ)元年 ※大帝(たいてい。孫権〈そんけん〉)

-223年- 癸卯(きぼう)
【魏】 黄初4年
【蜀】 (章武3年) → 建興(けんこう)元年 ※昭烈帝(劉備) → 後主(こうしゅ。劉禅〈りゅうぜん〉)
【呉】 黄武2年

-224年- 甲辰(こうしん)
【魏】 黄初5年
【蜀】 建興2年
【呉】 黄武3年

-225年- 乙巳(いっし)
【魏】 黄初6年
【蜀】 建興3年
【呉】 黄武4年

-226年- 丙午(へいご)
【魏】 黄初7年 ※文帝(曹丕) → 明帝(めいてい。曹叡〈そうえい〉)
【蜀】 建興4年
【呉】 黄武5年

-227年- 丁未(ていび)
【魏】 太和(たいわ)元年
【蜀】 建興5年
【呉】 黄武6年

-228年- 戊申(ぼしん)
【魏】 太和2年
【蜀】 建興6年
【呉】 黄武7年

-229年- 己酉(きゆう)
【魏】 太和3年
【蜀】 建興7年
【呉】 (黄武8年) → 黄龍(こうりょう)元年

-230年- 庚戌(こうじゅつ)
【魏】 太和4年
【蜀】 建興8年
【呉】 黄龍2年

-231年- 辛亥(しんがい)
【魏】 太和5年
【蜀】 建興9年
【呉】 黄龍3年

-232年- 壬子(じんし)
【魏】 太和6年
【蜀】 建興10年
【呉】 嘉禾(かか)元年

-233年- 癸丑(きちゅう)
【魏】 (太和7年) → 青龍(せいりょう)元年
【蜀】 建興11年
【呉】 嘉禾2年

-234年- 甲寅(こういん)
【魏】 青龍2年
【蜀】 建興12年
【呉】 嘉禾3年

-235年- 乙卯(いつぼう)
【魏】 青龍3年
【蜀】 建興13年
【呉】 嘉禾4年

-236年- 丙辰(へいしん)
【魏】 青龍4年
【蜀】 建興14年
【呉】 嘉禾5年

-237年- 丁巳(ていし)
【魏】 (青龍5年) → 景初(けいしょ)元年
【蜀】 建興15年
【呉】 嘉禾6年

-238年- 戊午(ぼご)
【魏】 景初2年
【蜀】 延熙(えんき)元年
【呉】 (嘉禾7年) → 赤烏(せきう)元年

-239年- 己未(きび)
【魏】 景初3年 ※明帝(曹叡) → 少帝(しょうてい。曹芳〈そうほう〉)
【蜀】 延熙2年
【呉】 赤烏2年

-240年- 庚申(こうしん)
【魏】 正始(せいし)元年
【蜀】 延熙3年
【呉】 赤烏3年

-241年- 辛酉(しんゆう)
【魏】 正始2年
【蜀】 延熙4年
【呉】 赤烏4年

-242年- 壬戌(じんじゅつ)
【魏】 正始3年
【蜀】 延熙5年
【呉】 赤烏5年

-243年- 癸亥(きがい)
【魏】 正始4年
【蜀】 延熙6年
【呉】 赤烏6年

-244年- 甲子(こうし)
【魏】 正始5年
【蜀】 延熙7年
【呉】 赤烏7年

-245年- 乙丑(いっちゅう)
【魏】 正始6年
【蜀】 延熙8年
【呉】 赤烏8年

-246年- 丙寅(へいいん)
【魏】 正始7年
【蜀】 延熙9年
【呉】 赤烏9年

-247年- 丁卯(ていぼう)
【魏】 正始8年
【蜀】 延熙10年
【呉】 赤烏10年

-248年- 戊辰(ぼしん)
【魏】 正始9年
【蜀】 延熙11年
【呉】 赤烏11年

-249年- 己巳(きし)
【魏】 (正始10年) → 嘉平(かへい)元年
【蜀】 延熙12年
【呉】 赤烏12年

-250年- 庚午(こうご)
【魏】 嘉平2年
【蜀】 延熙13年
【呉】 赤烏13年

-251年- 辛未(しんび)
【魏】 嘉平3年
【蜀】 延熙14年
【呉】 (赤烏14年) → 太元(たいげん)元年

-252年- 壬申(じんしん)
【魏】 嘉平4年
【蜀】 延熙15年
【呉】 (太元2年) → (神鳳〈しんぽう〉元年) → 建興(けんこう)元年 ※大帝(孫権) → 会稽王(かいけいおう。孫亮〈そんりょう〉)

-253年- 癸酉(きゆう)
【魏】 嘉平5年
【蜀】 延熙16年
【呉】 建興2年

-254年- 甲戌(こうじゅつ)
【魏】 (嘉平6年) → 正元(せいげん)元年 ※少帝(曹芳) → 高貴郷公(こうききょうこう。曹髦〈そうぼう〉)
【蜀】 延熙17年
【呉】 五鳳(ごほう)元年

-255年- 乙亥(いつがい)
【魏】 正元2年
【蜀】 延熙18年
【呉】 五鳳2年

-256年- 丙子(へいし)
【魏】 (正元3年) → 甘露(かんろ)元年
【蜀】 延熙19年
【呉】 (五鳳3年) → 太平(たいへい)元年

-257年- 丁丑(ていちゅう)
【魏】 甘露2年
【蜀】 延熙20年
【呉】 太平2年

-258年- 戊寅(ぼいん)
【魏】 甘露3年
【蜀】 景耀(けいよう)元年
【呉】 (太平3年) → 永安(えいあん)元年 ※会稽王(孫亮) → 景帝(けいてい。孫休〈そんきゅう〉)

-259年- 己卯(きぼう)
【魏】 甘露4年
【蜀】 景耀2年
【呉】 永安2年

-260年- 庚辰(こうしん)
【魏】 (甘露5年) → 景元(けいげん)元年 ※高貴郷公(曹髦) → 元帝(げんてい。曹奐〈そうかん〉)
【蜀】 景耀3年
【呉】 永安3年

-261年- 辛巳(しんし)
【魏】 景元2年
【蜀】 景耀4年
【呉】 永安4年

-262年- 壬午(じんご)
【魏】 景元3年
【蜀】 景耀5年
【呉】 永安5年

-263年- 癸未(きび)
【魏】 景元4年
【蜀】 (景耀6年) → 炎興(えんこう)元年 ※後主(劉禅) → 魏に降伏し滅亡
【呉】 永安6年

-264年- 甲申(こうしん)
【魏】 (景元5年) → 咸熙(かんき)元年
【呉】 (永安7年) → 元興(げんこう)元年 ※景帝(孫休) → 帰命侯(きめいこう。孫晧〈そんこう〉)

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